3日目のブログを担当します!はるかです。
3日目の今日は、朝からニランジャナスクールで授業を開催しました。
授業といっても、ワークショップのような形式で、
生徒たちが自身のアイディアを元にお香立てを製作するものです。
原料は、村の土!
岩のような固形の土を、水で湿らし、脚でこねて粘土状にするところから始まります。
その後、生徒たちと一緒に製作し始めたのですが、粘土がかなり扱いづらく、
思うように象ることが難しかったです。
それにも関わらず、生徒たちは次々と思い思いの作品を創り上げていきます。
ハート型からヒンドゥー教の神様の形まで、豊かな想像力に胸が高鳴りました。
結局、私も子どもたちに大部分を手伝ってもらい、かなりシンプルなお香立てを完成させました。
乾燥させ固めた後に、色付けをし、カラフルで自由に長けたお香立ての完成です!
次に私たちが1時間かけ車で向かったのは、ガヤ市内にある、CBSEスクールです。
CBSEとは、Central Board of Secondary Educationの略で、
インド政府によって運営管轄された国家レベルの教育委員会を指します。
CBSEスクールとは、政府から認定された、高い質の教育を提供する学校で、教員もCBSE資格を持つこと、
学校内の使用言語は英語であること、指定のカリキュラムやシラバスに基づくこと等、CBSEの規則に準じています。
CBSEスクールを卒業することで、箔がつき、その先のキャリアに大きく影響を与えるとされます。
今回は、そのCBSEスクールを見学させていただける機会を頂戴しました。
門構えから大変立派で、一歩足を踏み入れると、校舎の大きさや綺麗さ、運動場の広さ等、
日本の小学校と遜色ないレベルに、感嘆しました。
理事長へ挨拶後、図書室に案内されたのですが、こちらも日本の学校のように充実していて、
英語で書かれた多岐に渡る種類の教科書が色鮮やかに並んでいました。
ちらっと開いたITの教科書からも、そのレベルの高さが窺えます。
入室してくる生徒も、流暢な英語で先生と話しているのを見ると、
日本の公立小中学校よりも英教育が長けているようです。
校長先生に案内していただきながら、高学年の数教室へお邪魔しました。
生徒たちは、日本からの訪問者がかなり珍しいようで、この機会に私たちへ質問を投げかけていただきました。
その中でも、印象に強く残った質問があります。
「日本の教育システムはどのようなものか。また、インドとの差異は何か。」
まだ10代前半の生徒が、一国の教育について関心を持ち、流暢な英語で、
強い眼差しで尋ねかけるその姿勢に感銘を受けました。
その他、CBSE校として必須である、コンピュータ室や理科室も見学させていただきました。
理科室は化学、物理、生物で各教室が分かれているのにも驚きでした。
最後に、ジェネラルマネージャーと校長先生、そして理事長とお話を交わすことができました。
学校の教育システム、生徒の卒業後の進路、学校設立の想いや、インドの教育における課題意識等、
様々なご見解やご意見を頂戴し、同じ地で質の高い教育を推進する立場として、多くを学ばせていただきました。
今回インプットした事を還元できるよう励んでいきたいと感じました。
夜は昨日に続き、ブッダガヤでNGO法人結び手の代表、福岡さんとインターン生の方と一緒にお食事をしました。
福岡さんは、インドに住んで既に5年になるとのことで、学校がある地域周辺のステークホルダーや、
インド全体の動きの流れ等をよくご存知なので、
現地に行けなかった数年間の変化を生の情報としてお伺いすることができました。
周辺に新設された学校の話や、今後の方針のご相談等、幅広い話をしながら、最後の晩餐を楽しみました。
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